活動報告

E×N×Fプライベートセミナーを開催しました

今回の活動について

2026年8月28日、中村南歯科医院 院長の奈良裕之先生と、歯科医師による勉強会「E×N×F」のメンバーで、軟組織マネジメントをテーマとしたプライベートセミナーを開催しました。

今回は、奈良裕之先生と橋口歯科赤坂 理事長の橋口隼人を中心に、FGG(遊離歯肉移植術)をはじめとした歯ぐきへの外科処置について講義を行い、豚顎を用いたハンズオン実習で実際の手技を確認しました。

E×N×Fで軟組織マネジメントのプライベートセミナーを開催

「E×N×F」は、Evidence(科学的根拠)、Narrative(症例や患者様の背景)、Feeling(臨床で得られる気づきや感覚)という3つの視点を掛け合わせ、日々の診療について多角的に考える歯科医師の勉強会です。

普段はメンバーがそれぞれ経験した症例を持ち寄り、診断や治療計画、治療経過について意見交換を行っています。

今回は通常の症例検討に加え、インプラント治療や歯周外科に関わる「軟組織マネジメント」をテーマに、講義とハンズオン実習を行いました。

FGG(遊離歯肉移植術)など、歯ぐきに対する外科処置を学ぶ

インプラント治療では、顎の骨だけでなく、インプラント周囲にある歯ぐきの厚みや形態なども治療計画を考えるうえで大切な要素です。

今回の講義では、FGG(遊離歯肉移植術)をはじめ、インプラント周囲の軟組織をどのように評価し、どのような場合に処置を検討するのかについて学びました。

FGGは、必要に応じて別の部位から歯肉を採取し、歯やインプラントの周囲へ移植する外科処置の一つです。

インプラント周囲の歯ぐきの状態は患者様によって異なるため、すべての方に同じ処置を行うのではなく、診査・診断をもとに必要性を判断することが重要です。

今回のセミナーで学んだ主な内容

  • FGG(遊離歯肉移植術)に関する考え方と手技
  • インプラント周囲の歯ぐきの厚みや形態の評価
  • ロール法、Sロール、Mロールなどの軟組織マネジメント
  • 舌側減張切開など外科処置における手技
  • 症例に応じた処置の選択と治療計画

豚顎を用いたハンズオン実習で外科手技を確認

講義の後には、豚顎を用いたハンズオン実習を行いました。

ロール法、Sロール、Mロール、舌側減張切開などについて、実際に手を動かしながら、切開の方法や軟組織の扱い方、処置の流れを確認しました。

症例写真や資料を見るだけでなく、実際に手技を行うことで、日々の臨床における処置や判断を改めて見直す機会となりました。

「どの処置を行うか」だけでなく「なぜ行うか」を考える

軟組織マネジメントでは、一つの術式をすべての症例に当てはめるのではなく、患者様のお口の状態に応じて必要な処置を選択することが重要です。

歯ぐきの厚みや形、骨の状態、インプラントを埋入する位置、最終的な人工歯の形などを確認しながら、「なぜこの処置が必要なのか」を考えて治療計画を立てます。

今回のセミナーでも、実際の症例やハンズオンを通じて、それぞれの術式を選択する際の考え方について意見を交わしました。

Evidence・Narrative・Feelingの3つの視点から症例を考える

E×N×Fでは、科学的根拠だけで治療を考えるのではなく、患者様それぞれの背景や実際の症例経過、臨床現場で得られる経験や気づきも含めて意見交換を行っています。

今回のセミナーでも、軟組織マネジメントに関する知識や手技だけでなく、どのような患者様に、どのような治療方法を検討するのかについて複数の視点から考える時間となりました。

E×N×FプライベートセミナーでFGGと軟組織マネジメントについて学ぶ歯科医師
FGG(遊離歯肉移植術)をはじめ、インプラント治療や歯周外科に関わる軟組織マネジメントについて学びました。
E×N×Fプライベートセミナーで豚顎を用いた軟組織マネジメントのハンズオン実習を行う様子
豚顎を用いたハンズオン実習で、軟組織マネジメントに関するさまざまな術式を確認しました。
豚顎を用いて軟組織マネジメントの外科手技を実習するE×N×F参加歯科医師
実際に手を動かしながら、軟組織を扱う際の切開や処置の手順を確認しました。
E×N×Fプライベートセミナーに参加した奈良裕之先生、橋口隼人と歯科医師の集合写真
奈良裕之先生、橋口隼人をはじめ、E×N×Fプライベートセミナーに参加したメンバーで記念撮影を行いました。

インプラント治療をご検討の方へ|骨だけでなく歯ぐきの状態も確認します

橋口歯科赤坂では、インプラント治療を行う際、インプラントを埋入する部分の骨だけでなく、周囲の歯ぐき、噛み合わせ、残っている歯との位置関係などを総合的に確認しながら治療計画を立てることを大切にしています。

インプラント周囲の歯ぐきの状態は患者様によって異なるため、通常のインプラント治療だけで対応できる場合もあれば、軟組織への処置を検討する場合もあります。

インプラント周囲の歯ぐきも治療計画の大切な要素です

インプラント治療では、インプラント体を適切な位置に埋入することに加え、周囲の歯ぐきの厚みや形態、日々のお手入れのしやすさなども確認することが大切です。

症例によっては、歯ぐきの状態を整えるためにFGGなどの処置を検討する場合があります。

ただし、すべての患者様にこうした処置が必要になるわけではありません。骨や歯ぐきの状態、インプラントを埋入する位置などを確認したうえで、必要性を判断します。

前歯では見た目と歯ぐきとの調和も重要です

特に前歯のインプラント治療では、人工歯の形だけでなく、隣の歯や周囲の歯ぐきとのバランスも見た目に関係します。

そのため、インプラントを埋入する位置や骨の状態だけでなく、歯ぐきの形態まで含めて治療計画を考えることが大切です。

E×N×Fでの学びを日々の診療へ

橋口歯科赤坂では、E×N×Fでの症例検討やハンズオン実習をはじめ、院内外の歯科医師との学術活動を通じて、診断・治療計画・外科手技について継続的に学んでいます。

今回の軟組織マネジメントに関する学びも日々の診療へ活かし、患者様一人ひとりの骨や歯ぐき、お口全体の状態に合わせたインプラント治療をご提案できるよう、今後も知識と技術の向上に努めてまいります。

インプラント治療や歯ぐきの状態についてご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

監修者情報

監修:橋口 隼人
橋口歯科赤坂 理事長
OSSTEM Implant Japan Instructorとして講師活動を行うほか、国内外の学会・研修会に参加し、インプラント・口腔外科分野を中心に継続的な研鑽を重ねています。

講師・活動

Hong Connect
PaDaWaN_DSG
OSSTEM Implant Japan

所属学会・団体

・公益社団法人 日本口腔外科学会
・一般社団法人 日本有病者歯科医療学会
・一般社団法人 日本顎顔面インプラント学会
・公益社団法人 日本口腔インプラント学会
・European Association for Osseointegration(EAO)
・Osseointegration Clinical Academy of Japan(OJ)
・特定非営利活動法人 日本歯周病学会
・日本臨床歯周病学会
・公益社団法人 日本顎咬合学会

医院情報

橋口歯科赤坂
〒107-0052 東京都港区赤坂4-15-1 ONE AOYAMA(旧:赤坂ガーデンシティ)B2F
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