ちょっとした歯の位置の乱れで見た目や噛み合わせなどの機能にお悩みを持つかたは多くいらっしゃいます。
矯正治療は、歯並びを理想的な正しい位置に治し、機能・審美回復を目指す治療です。
矯正歯科が必要な不正咬合
上顎の前歯の突出（上顎前突・図1）、八重歯（図2）、歯並びの悪い前歯（叢生・図3）や受け口（下顎前突・図4）など歯並びの悩みはさまざまです。それらの歯並びの問題に伴って、上下の歯が正しい位置で噛み合っていない状態を不正咬合といいます。
噛み合わせが悪いと、「ものを食べる」、「言葉を話す」などといったお口本来の機能も低下します。よく噛めずに消化が悪くなったり体調にも影響を及ぼすことがあります。また、歯と歯の隙間から空気が漏れるなど正しく発音することが難しくなることもあります。
また、歯ブラシが届きにくいため、、虫歯や歯周病になるリスクが高くなることもあります。
部分矯正
歯並びや噛み合わせに大きな問題はなく、部分的に矯正が必要な方は、数本の歯にのみ矯正装置をつける部分矯正を行うこともあります。歯を動かす固定源として、口腔内にスクリュー（インプラントアンカー）を用いる場合もあります。
メリット
- 全顎矯正と比べて費用が抑えられる
- 比較的短期間で調整が可能
デメリット
- 部分矯正が適用できる症例が限られている
- 歯本来の機能回復を目的としていない
- 治療回数
- 10～20回程度
※個人差あり
マウスピース型矯正（インビザライン）
取り外し式のマウスピースによって目立つことなく、歯並びをキレイにするマウスピース型矯正（インビザライン）を主に用いています。
メリット
- 透明で目立たないため、装着していることがわかりにくく、見た目に関するストレスが少ない。
- 取り外しが可能なため、いつでも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康な状態に保つことができる。
- コンピュータ画面上で、治療開始から完了に至るまでの歯の移動を確認することができる。
- 矯正装置が脱落するなどの心配や緊急性がなく、金属アレルギーがあっても治療可能。
- 矯正器具の異物感が少なく、発音障害も少ない。
- 矯正期間中にマウスピースを用いてホワイトニングが同時にできる。
など
デメリット
- 取り外しが可能なため、患者協力がないと十分な治療効果が得られない。また、紛失や破損の可能性がある。
- ワイヤー矯正に比べると適応できる症例の範囲が狭い。
- ワイヤー矯正に比べると少ないが、治療中の痛みや異物感がある。
- マウスピースが苦手な方は治療できない
- マウスピース装着時の飲食に制限がある
など
※矯正治療は、歯並びの悩みやそれに伴う問題もさまざまなため、お口の中を拝見してから治療方針を決めていきます。
さまざまな疑問に無料でお答えします。
マウスピース型矯正（インビザライン）のリスク
- マウスピースを十分に装着する時間が得られないと治療結果が出ない
- 違和感や痛みがある(※ワイヤー矯正に比べると少ない)
- マウスピースの破損や紛失のリスクがある
- 矯正治療期間中の虫歯治療には注意が必要
- 治療期間
- 1～２年程度
- 治療回数
- 12～25回程度
治療中及び治療後の副作用について
[治療中の副作用]
- 矯正治療器具によるお口の中のトラブル ①歯の圧痛
②歯肉、頬、唇および舌の擦り傷
③発音障害(※一時的)
④唾液分泌の低下/口の渇き
⑤噛み合わせの不調和
- 歯周病や虫歯、顎関節症の悪化、進行(※十分な口腔清掃が行われない場合)
[治療後の副作用]
- 「ブラックトライアングル」と呼ばれる歯間の隙間の出現
- 歯や歯周組織の変化
- 矯正治療以前の被せ物の不適合
- まれに、顎関節症・歯根が短くなり歯の寿命が短くなる
部分矯正（大人・小児共通）
費用55,000円（税込）（保険適用外）
所要時間数ヶ月
全顎矯正（上下両方）
費用880,000円（税込）(保険適用外)
所要時間1年～2年（症例によってはそれ以上かかることもあります。）
片顎矯正（上のみ・下のみ）
費用440,000円（税込）(保険適用外)
所要時間数ヶ月～1年（症例によってはそれ以上かかることもあります。）
小児矯正（～16歳）
費用330,000円（税込）(保険適用外)
所要時間数ヶ月～1年（症例によってはそれ以上かかることもあります。）
※いずれも、治療機材代（マウスピースの費用）、通院毎の診察料／調整料、保定装置×3の費用を含んでおります。 矯正治療後の定期検診を受診されていて後戻りが起こった場合等、再治療費がかかりません。 ただし、保定期間中に診察を受けていないで後戻りした場合は、患者様自身の責任になりますから、お気を付けください。 支払い方法は、分割含め各種対応しております。ご相談ください
ワイヤー矯正
歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる小さな装置を着け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていくという矯正方法です。
ワイヤー矯正のメリット
- さまざまな歯並びや噛み合わせに対応可能で、歯列が大きく乱れている患者様にも治療が可能。
- 装置の取り外しが必要なく、発音や滑舌にほとんど影響がない。
- マウスピースのように紛失や破損のリスクがない。
- 全体的な調整はもちろん微調整も容易にできるため効率的に進められ、短期間での治療が期待できる。
など
ワイヤー矯正のデメリット
- 食事や歯磨きがしづらく、硬いものを食べないなど食事制限が必要なことがある。
- 装置に食べかすが詰まりやすく、ブラッシングが難しいことがある。
- 装着後、慣れるまで痛みや違和感が生じることがあり、傷や口内炎ができることもある。
- 金属アレルギーの人には適さないことがある。
など
- 治療期間
- 1年半～3年程度
※個人差あり
- 治療回数
- 20～30回程度
※個人差あり
- 費用
- 880,000円（税込）
※場合によって変動あり
デンタルローンについて
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