HIOSSEN FORUM 2026 OSAKAにて講演しました
今回の活動について
2026年7月12日、ザ・リッツ・カールトン大阪で開催された「HIOSSEN FORUM 2026 OSAKA」に、橋口歯科赤坂 理事長の橋口隼人が講師として登壇しました。
橋口は最初の講演を担当し、「ONE CAS KIT~Digital Guided Surgeryで実現するSinus OperationにおけるTop Down Treatment~」をテーマに、上顎の奥歯に対するサイナス治療と、デジタル技術を活用したインプラント治療について講演しました。
HIOSSEN FORUM 2026 OSAKAに講師として登壇
HIOSSEN FORUM 2026 OSAKAは、「Innovations in Dentistry: Exploring the Future of Oral Health」をテーマに、インプラント治療をはじめとした歯科医療の技術や治療に対する考え方を共有する学術イベントです。
当日は、インプラント治療、抜歯即時埋入、矯正治療とインプラント治療の連携、インプラント周囲組織の管理など、それぞれの分野で臨床経験を重ねる先生方による講演が行われました。
橋口は最初の演者として、
「ONE CAS KIT~Digital Guided Surgeryで実現するSinus OperationにおけるTop Down Treatment~」
をテーマに、自身の症例や臨床経験をもとに講演しました。
サイナス治療とデジタルガイドサージェリーについて講演
上顎の奥歯の上方には「上顎洞」と呼ばれる空洞があります。
上顎の奥歯にインプラント治療を行う場合、上顎洞との位置関係や残っている骨の高さ・厚みなどを確認し、その状態に応じて治療方法を検討する必要があります。
今回の講演では、ONE CAS KITを用いたサイナス治療とデジタルガイドサージェリーを中心に、実際の症例を交えながら治療計画や外科処置について解説しました。
特に、インプラントを「どこに入れられるか」だけで考えるのではなく、最終的な人工歯の位置や噛み合わせから逆算してインプラントの位置・方向を検討する「Top Down Treatment(トップダウントリートメント)」の考え方についてお伝えしました。
今回の講演で取り上げた主な内容
- ONE CAS KITを用いたサイナス治療
- 上顎洞と残存骨を考慮したインプラント治療計画
- デジタルガイドサージェリーを活用したインプラント治療
- CTデータなどを用いた術前の診査・診断
- 最終的な人工歯から逆算するTop Down Treatment
- 症例に応じたインプラントの埋入位置・方向の検討
最終的な人工歯から逆算する「Top Down Treatment」
インプラント治療では、顎の骨がある場所だけを基準にインプラントを埋入するのではなく、治療後にどの位置へ人工歯を配置するのかを考えたうえで治療計画を立てることが重要です。
最終的な歯の位置や形、噛み合わせを想定し、そこから逆算してインプラントの埋入位置や方向を検討する考え方が、Top Down Treatmentです。
今回の講演では、特に上顎洞が関係する症例において、最終的な人工歯の位置とサイナス治療、インプラントの埋入位置をどのようにつなげて治療計画を立てるのかについて、症例画像を用いながら解説しました。
CTなどのデジタルデータを活用した治療計画
インプラント治療では、CTなどから得られる情報をもとに、顎の骨の量や形、上顎洞など周囲の構造を確認し、インプラントを埋入する位置や方向を事前に検討します。
今回の講演では、こうしたデジタルデータを治療計画へ取り入れ、事前に検討したインプラントの位置や方向を実際の手術へつなげるデジタルガイドサージェリーについても解説しました。
デジタル技術は、それ自体が治療の目的ではなく、診査・診断や治療計画を支える方法の一つです。
患者様のお口の状態を把握し、治療ゴールを設定したうえで、必要な技術を適切に活用することが重要だと考えています。
講演後にはサイナス治療について意見交換
講演後には質疑応答の時間も設けられ、参加された先生方とサイナス治療やデジタル技術を活用したインプラント治療について意見を交わしました。
講師として自身の症例や治療に対する考え方を共有することは、これまで行ってきた診断や治療手順を改めて整理し、検証する機会にもなります。
今回も他の先生方との意見交換を通じて、サイナス治療やインプラント治療に関する新たな視点を共有する貴重な機会となりました。
インプラント治療をご検討の方へ|上顎の骨が少ない場合の治療計画
橋口歯科赤坂では、インプラント治療を行う際、歯が失われた部分だけを見るのではなく、顎の骨の量や形、歯ぐき、噛み合わせ、残っている歯、最終的な人工歯の位置などを総合的に確認しながら治療計画を立てることを大切にしています。
特に上顎の奥歯では、上顎洞の位置や残っている骨の高さ・厚みなどによって、検討する治療方法が異なります。
サイナスリフトとは
サイナスリフトは、上顎の奥歯でインプラントを支えるための骨が不足している場合に検討される骨造成方法の一つです。
上顎洞の底部を確認しながら、インプラント治療に必要な骨を確保するための処置を行います。
患者様の骨の状態によっては、別の方法を検討する場合もあり、すべての方にサイナスリフトが必要になるわけではありません。
CTで上顎洞と骨の状態を確認します
上顎の奥歯にインプラント治療を行う場合には、歯科用CTなどを用いて上顎洞の位置や残っている骨の高さ・形態を確認します。
そのうえで、通常のインプラント治療が可能なのか、サイナスリフトなどの追加処置を検討する必要があるのかを判断します。
最終的な歯の位置からインプラント治療を考える
インプラント治療では、「インプラントを入れること」そのものが治療ゴールではありません。
治療後にどのような歯の位置や形、噛み合わせを目指すのかを考え、そこから逆算してインプラントを埋入する位置や方向を検討することが大切です。
橋口歯科赤坂では、骨の状態だけでなく、最終的な人工歯や噛み合わせまで考慮しながら、一人ひとりのお口の状態に合わせて治療方法を検討します。
講師活動で培った知識・経験を日々のインプラント治療へ
橋口歯科赤坂では、国内外の学会や研修への参加だけでなく、インプラント治療に関する講演・講師活動にも継続して携わっています。
自身の症例や治療に対する考え方を歯科医師へ共有する過程で、診断や治療手順についても改めて整理・検証し、そこで得られた新たな視点を日々の診療へ活かしています。
今回のHIOSSEN FORUM 2026 OSAKAで発表したサイナス治療、Top Down Treatment、デジタルガイドサージェリーに関する知識・臨床経験についても、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた治療計画につなげられるよう、今後も研鑽を重ねてまいります。
インプラント治療や、上顎の骨が少ない場合の治療についてご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
監修者情報
監修:橋口 隼人
橋口歯科赤坂 理事長
OSSTEM Implant Japan Instructorとして講師活動を行うほか、国内外の学会・研修会に参加し、インプラント・口腔外科分野を中心に継続的な研鑽を重ねています。
講師・活動
Hong Connect
PaDaWaN_DSG
OSSTEM Implant Japan
所属学会・団体
・公益社団法人 日本口腔外科学会
・一般社団法人 日本有病者歯科医療学会
・一般社団法人 日本顎顔面インプラント学会
・公益社団法人 日本口腔インプラント学会
・European Association for Osseointegration(EAO)
・Osseointegration Clinical Academy of Japan(OJ)
・特定非営利活動法人 日本歯周病学会
・日本臨床歯周病学会
・公益社団法人 日本顎咬合学会
医院情報
橋口歯科赤坂
〒107-0052 東京都港区赤坂4-15-1 ONE AOYAMA(旧:赤坂ガーデンシティ)B2F
TEL:03-5573-8241
▶ 橋口歯科赤坂 ホームページ
